映像は、ドライブレコーダーが捉えた、悪質な運転の瞬間。片側1車線の道路を走行中のことだった。
突然飛び出してきたのは、自転車。車の進行方向は青信号で、横断歩道は赤信号。自転車の完全な信号無視。
撮影者「自転車が渡ってきそうだなと思っていたので、ブレーキが間に合った」
接触こそ免れたが、この後、思わぬトラブルに発展した。
自転車に乗った男は、車の運転手をにらみつけ、悪びれる様子もなく車の前から動こうとしない。そこで、再びクラクションを鳴らすと、自転車の男は驚きの行動に出た。
撮影者「相手がこっちに向かってきて、とにかくすごい顔をしていたんですけど、『歩行者が優先だろ』って言葉は聞こえてきた」
クラクションに腹を立てたのか、男は車に詰め寄り、激高。さらに、映像には、何かが壊れたような音が残っていた。
撮影者「ミラーを壊してきた。曲げるとか折るというより、殴る方だったと思います」
男は、車のミラーを素手で殴って破壊。そのまま走り去っていったという。
被害に遭った男性は、クラクションで相手を刺激してしまったかもしれないと後悔していた。
撮影者「何もせずに行かせれば、こういうことにはならなかったと思うので、クラクションの鳴らし方で、相手の気持ちも変わると思う」
それでも男の行為は許されない。男性は、警察に被害届を提出したという。
FNNプライムオンライン